浴衣の季節
浴衣シーズン真っ盛りですよ。
週末は各地で花火大会やおまつりが開催されていて、浴衣を着て出かける人、いっぱいいると思います。 私は今年も、名古屋高島屋の着物売り場の、無料着付けサービスのお手伝いをさせていただきました。 ここ数年、デパートなどでよく売られている浴衣の傾向は、ちょっと透ける感じの生地のもの。 今年は特に紅梅地になったものが多かったように思います。色柄は、黒に大胆な柄のもの、または白っぽい淡い色にやさしい花柄が人気みたい。 (紅梅とはワッフル状の太い糸の間に薄い糸を織り込むことで軽く涼しい生地の織りかたの生地) ここにひとつ注意する点が。 この流行の透ける生地、黒などの濃い色はいいんだけど、白系で透ける生地だと、ホントよく透けるんですよ。 洋服でも白いスカートやパンツ類を履く時って、下着が透けやすいじゃないですか。なので透けないように中にペチコートなどを履いたりして透けないように工夫する。 浴衣の時も同じなので、白っぽい色で透け感のある浴衣を買った人は必ず、浴衣用の肌着を着るか、着物の時に着ける裾よけなどを着けて浴衣を着るようにしてください。 実際に、白地の浴衣で、中に着るものは何も持ってきてなくて、そのまま着付けを始めたら、もうスッケスケで、エライことになりそうな子がいたもので。。。 その子はもちろん、スッケスケで出かけて行った! ワケはなく、その場で浴衣用の肌着と、裾よけの両方を購入し、ダブル攻撃でスッケスケをがっちりガードして白い浴衣を着て清楚な雰囲気で出かけて行きました(^^) ************************************* ここ数年、浴衣ブームというか、浴衣を買って着る人が増えたと思うんです。 で、その浴衣ブームに一役買っているのが「作り帯」なのだということを実感しました。 カワイイ浴衣は着たいけど、帯なんて結べないし、、、というお客さんにすかさずお勧めできるのが作り帯なんでしょうね。 体に巻いて紐を結んで、背中にお羽根を差し込んで、また紐を結べば完成。 誰でも簡単に浴衣姿になれます。 今年は特に「作り帯」の子と沢山接触しました。 浴衣を着せて欲しいと頼まれたので、あの子ならこんな感じの帯にしようかなとイメージしながら行ってみると、用意されてる帯が作り帯でちょっとガッカリなんてことが数回(^^; けして作り帯がイカンということじゃないんだけど、細い紐だけで体にぶらさげる状態の作り帯は、かなりしっかり紐を締めないと、だんだん帯がずり下がってきちゃうんだよね。 私自身は作り帯を使ったことがないので、作り帯を着けてあげるのに、どれくらいきつく締めたらいいのか加減がわからなくて、苦しくない程度にと思いながら締めると、時間が経つにつれてずり下がり気味になってきたりして、これはかなりしっかり締め付けないといけないものなんだなということがよくわかりました。 でも、あまりにしっかり締めすぎて浴衣を着ている子が苦しい思いをして、「もう浴衣なんて着たくない(><)」ってなるのも悲しいんですよねぇ。。。 浴衣の時の半幅帯はそんなに難しくないので、できれば半幅帯をおオススメしたいなぁと思いますヨ。 すぐ近所に住んでいる私の姪までもが作り帯で、正直ガッカリ・・・(T_T) 今度着せる時は、私の半幅帯で結んでやる! 一宮七夕まつりの中のイベントで浴衣を着た女の子に結んだ帯結び。 たまたまその場に居合わせて咄嗟に結んだんだけど、カッコイイのがいいという希望で、お太鼓系のこんな感じにしてみました。 これで帯締めがあったら、ゆるむ心配もなく完璧(笑) 帯はおばあちゃんのものだそうで、色といい締まり具合といい、昔の帯は本当に素敵だなと思いました。 9月初旬くらいまでは浴衣シーズンなので、今年買った人も、これから買う人もどんどん着ちゃいましょ(^^)v
by minko1234
| 2007-07-28 23:56
| 着付けしました
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プロフィール と リンク
※2016年度全日本着付け技能検定 1級・2級 取得
★出張着付けいたします(+ヘアセットも可) 着物の着付けに関するお問い合わせは→着付け依頼 ★予約状況をチェック →着付け予約状況カレンダー ★土日祝のみですが、出張で着付け教室もやります。 ※最近忙しくなり、定期的なお稽古ができないので、初心者さんの教室はお休みしています。 ◆知りたいことだけ・覚えたいことだけのピンポイント教室 ○1回 4000円(2時間) まず最初に、何を目標にしたいかをお伺いしますので、その目標に向かった内容で教室を進めていきます。興味のある方は↓ 『出張着付け教室』 住所・電話番号は公表していませんので、まずは各お申込みフォームか、miff32@hotmail.com へ連絡ください。 一宮高校被服科卒 高校時代に和裁を専攻し、着物の構造・基礎知識を得ました。 25歳より京都に本部のある「新装きもの学院」で着付けを習い始め、27歳で師範の免許をいただきました。 新装きもの学院(京都) お客様が着心地よく、着姿がより美しくを常に心掛け、同じ位置でとどまらず、日々向上していきたいと考えています。 カテゴリ
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