みんこ先生の着物にまつわる うぇぶろぐ

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十二単着付教室

徳川美術館の催し物「尾張徳川家の雛まつり」の特別企画として開かれた、『十二単着付教室』の見学に行ってきました。
モデルになったお2人は、一般公募で選ばれた今年ご結婚されるカップルだそう。
ステージ上で現物のお雛さま、お内裏さまをつくるというわけですね^^

十二単(じゅうにひとえ)現在の皇室では「五衣・唐衣・裳(いつつぎぬ・からぎぬ・も)」と呼ばれるe0005204_0561278.jpg
①最初はこの格好で登場。
・小袖(こそで)-平安時代の貴族階級では肌着としていた
・長袴(ながばかま)-晴の儀式用は長く、既婚の女性と女官は紅色、若い人は濃(こき)紫



e0005204_125296.jpg②次にコレ
・打衣(うちぎぬ)-砧(きぬた)で打ち光沢を強くしたところからこの名がある

平安時代も着付ける人は2人がかりで、前担当・後担当と決まっている。
そもそも十二単は皇后、皇族妃などの貴族階級の女性が儀式などの晴れの装いで着るものなので、着せられる人は何もしないで立っているだけ


e0005204_153642.jpg③ここからかさねの色のはじまり
・袿(うちき)-重ね袿ともいい、数領を重ね色彩美を強調(襲の色)(かさねの色)


e0005204_1243175.jpg五衣の1
・五衣(いつつぎぬ)-12世紀ごろより五領を基準とし、五衣とも呼ぶ


e0005204_1274751.jpg五衣の2 さっきと同じ着物のように見えるけど違うものなんだよ~


e0005204_1292715.jpg五衣の3 これも新たに重ねた状態


e0005204_131346.jpg五衣の4 色が変わったんでわかりやすい


e0005204_1321212.jpg五衣の5 かなりずしりと厚みがでてきました

前担当の人が、衿のかさねの色が同じ幅で見えるよう打合せを決めて片手でしっかり押さえています。
ここを腰紐でおさえるんだけど、この腰紐はずっと1本の紐しか使ってなくて、⑦の着物の時に締めた腰紐をほどいて、ここに使います。
1枚重ねるたびにさっき締めた紐をほどいて、同じ紐で締める、②の着物の時からこれの繰り返し。
これに気付いた時は、すごくビックリしました!
でもよく考えたら、重ねた枚数だけ腰紐で締められたら苦しくてたまらんよね(^^;


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・表着(うわぎ)-袿と同形のものの一番上に着る衣、華麗で上質の生地を用いる


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・唐衣(からぎぬ)-身丈が短く、髪置の三角の襟が特徴


e0005204_234822.jpg⑪いよいよ完成。わかりづらいけど、裳を腰に付けているところ
・裳(も)-大腰(おおごし)を背に当てて長く引く。小腰(こごし)を前で結び、装束全体を整える

裳をつけたら、さっきまで使っていた腰紐は取ってしまい、裳の紐だけで全ておさえているということになります@@


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完成~! のうしろ姿^^
後ろに長く引いてるのが裳。




男性の束帯(そくたい)
e0005204_2174696.jpg①やっぱり最初はこの格好で登場
・大口(おおぐち)-表袴の下に着用する下袴
・単(ひとえ)-束帯の再下着。小袖の上に着用



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・衵(あこめ)-平安時代以来、公家が用いた内衣(うちのきぬ)の一種


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・表袴(うえのはかま)-襲(かさね)の上につける袴をいい、大口の上にはく
・下襲(したがさね)-衵の上にかさねる衣




このあと、裾(きょ)を下襲の腰に付けたり、いろいろ付けたり持たせたりしたけど、あまりおもしろくないので省略。

そして、、、




お雛さま、お内裏さまのできあがり
e0005204_2351344.jpge0005204_2482640.jpg



十二単の美しさの最も大切な要素は『かさねの色』。
それは、色と色がかかわり合って醸し出される色彩の妙であり、日本の美しい自然の風物、花や風景などの四季を愛でる名前が装束に付けられた。
e0005204_10535277.jpg


↑の写真を見ると、今回のかさねの色は『松襲(まつがさね)』だったことがわかります。
なんとなく合いそうな色を組み合わせて重ねてたわけじゃないんですね(^^)/
着物を着る時、色・柄にその季節の風物詩をとりいれられると、本来のお洒落な着物の着こなしになるんですよね。
金銭的に帯や着物で表せられなくても、帯揚げ・帯締め・帯留めなどの小物類で表せられたらいいなと思いました。(^^)

※色文字はいただいてきた資料を転記しましたが、黒文字は私の解釈で書いているので、間違いもあるかもです。
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by minko1234 | 2008-03-01 00:56 | 着物でおでかけ



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高校が一宮高校被服科でした。3年生で和裁班を選択。和裁と和裁の合間に普通授業がありました(--;

25歳より京都に本部のある「新装きもの学院」で着付けを習い始め、27歳で師範の免許をいただきました。
新装きもの学院(京都)

着付けを通じて、たくさんのいい出会いがありました。
仕事として厳しい指導をしてくださる方、着付け練習会で切磋琢磨できる仲間。
同じ位置でとどまらず、日々向上していかなければとがんばっています。
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